読み方
この統計は標本調査で、「平均価格」は店頭価格ではありません。 原典が書いていることを原文のまま並べました。当サイトの言い換えではないところは引用で示しています。
「平均価格」とは何か(原典の定義の原文)
総務省統計局「家計調査 用語の解説」12(https://www.stat.go.jp/data/kakei/kaisetsu.html。2026年10月24日に利用):
平成14年から食料の数量調査が6分の1の世帯(調査開始1か月目)のみ調査することとなったため、14年以降の購入数量は、金額と数量を共に調査している世帯から「平均価格」を求め、全ての世帯の1世帯当たりの「支出金額」を除して「購入数量」を求めている。このため、内訳項目の購入数量の合計値とその上位項目の購入数量は一致しない。
原典に「平均価格=支出金額÷購入数量」という記述はありません。 食料については上のとおり逆向きで、 「金額と数量を共に調査している世帯(調査開始1か月目の6分の1)から平均価格を求め、 その平均価格で全世帯の支出金額を割って購入数量を出している」と書かれています。 つまり購入数量が平均価格から導かれた値です。
食料以外の品目について、平均価格の算出方法を書いた記述は、 統計局の用語の解説・利用上の注意・調査の概要・Q&A・収支項目分類のページを当たっても 見つけられませんでした。確かめられていないので、当サイトは書いていません。
いずれにしても、ここにある「平均価格」は世帯の家計簿の記録から求めた価格で、 店が付けている値段(小売価格)ではありません。店頭価格は別の調査(小売物価統計調査)です (違いは「このサイトについて」)。
標本調査であること(原典の原文)
「家計調査の結果を見る際のポイント」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/point/index.html):
家計調査は、全国から約9,000世帯を抽出した標本調査ですので、調査の結果を見る際は、標本誤差に注意する必要があります。
しかし、標本誤差だけでなく、家計簿に記帳されるタイミング(世帯の受取及び支払時点) などによっても、月々の結果が変動します。さらに、もう少し長い期間で調査結果を見る際には、世帯人員や持家率など我が国の世帯構造等の変化にも注意が必要です。
「家計調査の概要」3 調査世帯の選定(https://www.stat.go.jp/data/kakei/1.html):
家計調査は標本調査であり、層化3段抽出法(第1段―市町村、第2段―単位区、第3段―世帯)により世帯を選定している。選定にあたっては特定の世帯が続けて調査の対象にならないように配慮している。市町村の抽出の仕方は次のとおりである。都道府県庁所在市及び政令指定都市については各市を1層とし52層に分けた。
同じページの「調査世帯数の割当て」の表では、全国の調査市町村が168、二人以上の調査世帯数が8,076で、 そのうち都道府県庁所在市及び大都市は52市・5,472世帯と書かれています。
「用語の解説」6 調整集計世帯数(https://www.stat.go.jp/data/kakei/kaisetsu.html):
調査世帯の抽出率は全国一律でなく、結果利用上の観点及び実査上の制約を考慮して、できるだけ調査に無駄がないように定めている。例えば、令和2年国勢調査結果でみると東京都区部では抽出率が408/2,421,845であるが、都道府県庁所在市のうち、最も世帯数の少ない市は168/81,713となっている。
原典自身が、この表の中で市ごとの集計世帯数を公表しています。 当サイトで数えると最少74世帯(相模原市)・最多290世帯(東京都区部)でした。 だから集計世帯数を市のページと品目のページに常設しています。
標準誤差(標本誤差)の数値を、この統計表や統計局のページで公表しているものは 見つけられませんでした。原典が公表しているかどうかは確かめられていません。
順位を作っていない理由
上のとおり、1市の値は数十〜数百世帯の記録から出たもので、単年の差を市の違いと読むことはできません。 そのため当サイトは順位・上位◯件・ソートUI・全国での順位・いちばんだと名乗る表現を1つも作っていません。 並べ替えは地域コード順(都道府県コード順)だけです。
統計局自身は市別のランキングを別に公表していますが、それは3年平均です (品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング):
2023年~2025年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキングを集計しました。
当サイトが収録しているのは単年(2025年計)なので、同じ並べ方をしてはいけません。 3年平均の順位が知りたいときは、上の原典をご覧ください。
記号の意味(原典の凡例の原文)
配布ファイル(a401.xlsx)の各シートの末尾に入っている注記:
※1 「購入数量」及び「平均価格」の単位にある『複数単位』は,収支項目分類表(https://www.stat.go.jp/data/kakei/9.html)を参照
※2 「支出金額」の単位にある『複数単位』は,「支出金額の単位」列を参照
※3 統計表中の「-」は該当数字がないもの,「...」は調査又は集計していないものである。
※4 地域欄には地域コードを含んでいる。
統計局「利用上の注意」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/notes.html):
本資料の数値は、特にことわりのない限り、農林漁家世帯を含む結果である。
統計表の数字は、表章単位未満を四捨五入しているため、内訳を足し上げても必ずしも合計とは一致しない。
統計表中の「-」は、該当数字がないものである。統計表中の「…」は、調査又は集計していないものである。統計表中の「X」は、数値が秘匿されているものである。
解説ページは全角の …、配布ファイルの中は半角3つの ...です。
当サイトは値のところには配布ファイルの字面(...)、凡例には解説ページの原文を出しています。揃えていません。
市別シートの値セル143,312個のうち、
... が43,368個、- が10,608個で、
空欄は0個、秘匿の X も0個でした(実測)。
記号を0や空欄に置き換えていません。
0 の説明は原典にありません。市別シートには原典が 0 と記録しているセルが
1,200個あります。
当サイトは 0 をそのまま出し、「買っていない」とは書いていません(原典が言っていないため)。
単位(『複数単位』の解き方)
原典の単位の行には『複数単位』と書かれた列があり、注記(上の ※1・※2)が参照先を指しています。 当サイトは支出金額は原典の「支出金額の単位」列、 購入数量と平均価格は収支項目分類表(https://www.stat.go.jp/data/kakei/9.html)から引いています。 分類表の注記の原文:
「単位」欄の「※」は、数量を集計していないものを表す。
「単位」欄の( )内は平均価格の表章単位を表す。
つまり購入数量の単位と平均価格の表章単位は別物で、たとえば食パンは
購入数量が 1g、平均価格が 100gです。混ぜると100倍ずれます。
購入数量が数値で入っている204行は、 204行すべてで単位を引けました(引けなかった行は0)。 分類表が「「単位」欄の「※」は、数量を集計していないものを表す。」としている行は311行あり、 その全部が本表でも数値ではありませんでした(独立な2つの出所が一致しています)。 表の「単位」の欄の「なし」は、分類表にその行の単位の記載が無いことを表します。
合計・平均を作っていないこと
原典が「利用上の注意」で書いていること:
統計表の数字は、表章単位未満を四捨五入しているため、内訳を足し上げても必ずしも合計とは一致しない。
さらに購入数量については原典自身が「内訳項目の購入数量の合計値とその上位項目の購入数量は一致しない」と書いています。 当サイトは足し算・割り算を1か所もしていません。 1世帯当たり・1人当たりの値も、原典が公表している列だけを出しています(自分で割っていません)。
世帯区分
市ごとの値が公表されているのは「二人以上の世帯」だけです。 配布ファイルには「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」と「同・無職世帯」のシートもありますが、 どちらも全国の値しかありません(値の列が5本だけ。実測)。 品目のページの下のほうに、その全国の値を原典のまま載せています。
数の書き方
値の桁は原典のExcelの表示書式のままです。
原典の値の列(購入頻度・支出金額・購入数量・平均価格・購入世帯数)のデータ行の数値セル
120,405個の書式を全部数えたところ、
#,##0 ;[Red](#,##0)・#,##0・#,##0.0・#,##0.00・#,##0.000 の5通りで、
カンマを打たない書式(General など)の数値セルは0個でした。
したがって値の3桁区切りのカンマは原典の表示書式が指定しているものです。
いっぽう原典の一連番号・階層コードの列は General、時間軸コードの列は @(どちらもカンマなし)で、
当サイトもその列(品目のページの「階層コード」など)にカンマを付けていません。
#,##0.000 の行は末尾の0も原典の桁なので残しています(36.7 は 36.700)。
#,##0 ;[Red](#,##0) は正の数の末尾に空白を1つ入れる書式なので、
その空白だけ落としています(桁も値も変えていません)。
このサイトが数えた数(品目分類689、52市など)も3桁区切りで書いています。